
ストーリー
とある古民家に引っ越してきたオカルトオタクの朝倉諭(あさくら・さとし)。
彼はその引っ越したばかりの古民家から幽霊画の解説
そして自慢の「幽霊画」コレクションの紹介を始める。
自慢の幽霊画の一つは最近骨董市で「鳥を喰らう亡霊」
として売られていた掛け軸。
そして掛け軸の桐箱には「ある古い紙」も入っていた。
「名は真砂 生まれつき地を這い、叫び
生類を喰らう癡(おろか)なれど
神憑りにより災を先見せし女。」
古い紙に書かれた内容から、朝倉はこの掛け軸が幽霊画ではなく
真砂(まなご)という女性の「肖像画」だと知る。
しかしこのおぞましい姿や、紙に記された恐ろしい内容から
朝倉はこれも一種の「幽霊画」として紹介しようと思い立つのであった。